コチョウザメは、英名 Sterlet(スターリット)、学名 Acipenser ruthenus のチョウザメです。サメっぽい見た目と名前ですが、分類はサメではなく**硬骨魚(条鰭類)**のチョウザメ側。チョウザメの中でも比較的小型で、水族館でも“古代魚枠”として人気があります。
基本情報(ざっくり)
- 和名:コチョウザメ(小蝶鮫)
- 英名:Sterlet / Sterlet sturgeon
- 学名:Acipenser ruthenus
- 分類:チョウザメ目/チョウザメ科/チョウザメ属
- 分布:黒海・アゾフ海・カスピ海に注ぐ大河、シベリアの河川などユーラシア内陸水系
- IUCN評価:VU(危急)
- CITES:附属書II(国際取引は監視対象)
見た目の特徴
コチョウザメは、体側に並ぶ**骨板(装甲みたいな板)が一番の見どころです。口は下向きで、口の前にあるヒゲ(口ひげ)**で底を探る“底もの”顔。尾びれの上葉が長く、シルエットがサメっぽく見えるのも「サメじゃないのにサメっぽい」理由です。
生息域・環境
海へ下る回遊型の個体群は失われ、現在は主に**河川回遊性(川の中で移動しながら暮らす)**の集団が中心、と説明されています。大きな川の流れや水底環境に適応した淡水魚、という理解でOKです。
食性・行動(何をどう食べる?)
チョウザメ類らしく、基本は底を探って食べるタイプです。水槽でも底近くをゆっくり回りながら、ヒゲで“探査”しているような動きが分かりやすいポイントになります。
人との関わり(キャビアと養殖の文脈)
コチョウザメは養殖・飼育ともに馴染みがあり、**オオチョウザメとの交雑で作られた養殖品種「ベステル」**の親の一つとしても有名です(外来種問題の文脈でも名前が出ます)。
水族館・観察の見どころ
見どころは2つだけ押さえれば刺さります。
1つ目は、背中から体側に続く**“鎧の列”。
2つ目は、ヒゲと下向きの口で底を探る古代魚ムーブ**です。国内だと、コチョウザメをまとまった数で展示して話題にした館の発信もあります。
ちょい豆知識:サメじゃないのに「〜ザメ」
「サメみたいな見た目」と「日本語の呼び名」が先に立って誤解されがちですが、コチョウザメは淡水性のチョウザメで、サメとは系統が別です。水族館の解説でも、その点をはっきり説明している例があります。
図鑑リンク
- 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
- 🔍 チョウザメの仲間を見る(図鑑:チョウザメ科)
- 🔍 ベステル(図鑑:ベステル)



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