ヤジブカは、日本では「メジロザメ」とも呼ばれるメジロザメ科の大型種で、英名は Sandbar shark。いちばん分かりやすい特徴は、第1背ビレが高くて大きいことです。沿岸〜内湾にも入り、見た目は“教科書みたいなサメ”なのに、実は繁殖が遅くて個体群が回復しにくいタイプでもあります。
基本情報(ざっくり)
- 和名:ヤジブカ(メジロザメ)
- 英名:Sandbar shark
- 学名:Carcharhinus plumbeus
- 分類:メジロザメ目/メジロザメ科/メジロザメ属
- 大きさ:全長2.4〜2.5m級になる大型種(資料差あり)
- IUCN評価:EN(Endangered:絶滅危惧)(2020年評価)
- CITES:附属書II(国際取引は監視対象)
- 沖縄名:ナカー
見た目の特徴
ヤジブカ最大の識別点は、メジロザメ類の中でも目立つ **“高くて大きい第1背ビレ”**です。図鑑でも「第1背ビレが大きい」「位置関係で見分けやすい」と説明されます。
ヒレ先が黒くならない(ツマグロ系みたいな黒い先端が目立たない)点も、見分けの手がかりとして挙げられます。
生息域・環境
全世界の温帯〜熱帯域に広く分布し、日本では南日本〜琉球列島などで記録されます。生息環境は沿岸〜内湾などで、外洋サメというより **“沿岸の大型”**寄りです。
食性・行動(何をどう食べる?)
「砂地・沿岸に多い大型メジロザメ」という立ち位置らしく、沿岸域で魚類などを狙うタイプとして扱われます。行動面の特徴としては、沿岸性で人の活動域と重なりやすい、という点が重要です。
人との距離感(危険性は?)
大型のサメですが、資料では対人危険性について **Harmless(無害)**として整理されている情報もあります。ただし、野生動物なので接近・刺激・釣り上げた個体の扱いなどでは当然リスクが出ます。
人との関わり(食用・フカヒレ)
地域によっては食用利用があり、ヒレはフカヒレとして扱われる、という図鑑的な説明もあります。
水族館・飼育の見どころ
水槽での見どころは、まず “第1背ビレの存在感”。大水槽で泳いでいると、背ビレの高さだけで「あ、これヤジブカかも」と当たりが付くタイプです。
沖縄美ら海水族館の解説では、飼育下で初夏〜夏に全長約60cmの仔ザメを6〜10尾産むことが確認されている、と紹介されています(繁殖面の情報が具体的なのが強い)。
ちょい豆知識:「メジロザメ」=この種を指す文脈が多い
日本語の「メジロザメ」は、属や科の総称っぽく使われる場面もある一方で、和名としては **Carcharhinus plumbeus(ヤジブカ)**を指す説明が多いです。ブログでは「ヤジブカ(メジロザメ)」+学名併記にしておくと混乱が減ります。
図鑑リンク
- 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
- 🔍 メジロザメ科の仲間(図鑑:メジロザメ科)
- 🔍 似ているサメ(図鑑:クロトガリザメ/ツマジロ/ツマグロ など)



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