フトツノザメとは?“短く太い背ビレのトゲ”が目印の深場ザメ――日本近海でも見られるツノザメ

フトツノザメは、学名 Squalus mitsukurii のツノザメ科のサメで、比較的深い海(大陸棚斜面など)の底近くに多いタイプです。名前の由来どおり第1背ビレの棘(トゲ)が短くて強いのが見分けポイントとして紹介されます。


基本情報(ざっくり)

  • 和名:フトツノザメ
  • 英名:Shortspine spurdog / Shortspine dogfish
  • 学名Squalus mitsukurii
  • 分類:ツノザメ目/ツノザメ科/ツノザメ属
  • 大きさ:最大 全長125cm、成熟は雄 47–85cm・雌 50–100cm(目安)
  • 主な水深:ふつう 100–500m、記録としては 4–954m
  • IUCN評価EN(Endangered:絶滅危惧)(2019評価)

見た目の特徴

体色は灰色〜灰褐色で腹側ほど明るくなり、体側に白い点がないタイプとして説明されます。さらに、第1背ビレ棘が短くて強い、胸ビレ・腹ビレ・尾ビレ後端が白く縁取られるなどの特徴が挙げられています。


生息域・環境

分布は日本海域を含む西太平洋を中心に、地域ごとに“点在的”に記録される、とまとめられています。生息環境は大陸棚斜面上部や海山の底近くで、深場の底寄りで暮らすサメです。


食性・行動(何をどう食べる?)

硬骨魚類や無脊椎動物を捕食するとされ、深場で獲物を追う“肉食の底寄りサメ”という立ち位置です。


人との距離感(危険性は?)

深場性なので海水浴などで遭遇するタイプではなく、FishBase では **Threat to humans: harmless(無害)**として整理されています(※野生動物なので、漁獲個体の取り扱いは別)。


日本での“深場あるある”メモ

相模湾など深海域の研究では、フトツノザメは捕獲水深150–550m、多く獲れる層が300–400mといった整理が報告されています。


水族館・観察の見どころ

見どころは「ツノザメらしさ」が詰まった背ビレの棘と、深場ザメらしい落ち着いた体色です。水槽で見るなら、背ビレの前縁(棘の位置)と、ヒレの白い縁取りに注目すると“フトツノ感”が掴みやすいです。


ちょい豆知識:地方名もある

WEB魚図鑑では、山口県山陽小野田市での地方名としてツノブカが挙げられています。


図鑑リンク

  • 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
  • 🔍 ツノザメ目の仲間(図鑑:ツノザメ目)
  • 🔍 深海ザメ枠(図鑑:深海性サメ)

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