ハナザメは、英名 Spinner shark(スピナー・シャーク)、学名 Carcharhinus brevipinna のメジロザメ科のサメです。名前の由来はかなり派手で、群れに突っ込む捕食の勢いのまま**水面から回転しながら飛び出す(スピンしてブリーチする)**行動で知られます。IUCNでは **VU(危急)**に整理されています。
基本情報(ざっくり)
- 和名:ハナザメ
- 英名:Spinner shark
- 学名:Carcharhinus brevipinna
- 分類:メジロザメ目/メジロザメ科/メジロザメ属
- 大きさ:最大 全長3m(資料によって表現差あり)
- すむ深さ:沿岸の浅場中心で 通常30m以浅(記録としてはより深い例も)
- IUCN評価:VU(Vulnerable:危急)(評価日 2020-02-11)
見た目の特徴
体は細身でスッとした高速型。吻(ふん)は尖り気味で、成長すると背ビレ・胸ビレ・臀ビレ・尾ビレなどに**黒い斑(先端の黒み)**が出やすい、と説明されます。ただし幼魚では目立たないこともあり、同じメジロザメ属の近縁種(例:カマストガリザメ類)と混同されやすいタイプです。
生息域・環境
日本では相模湾以南で記録され、世界的には熱帯〜温帯の沿岸域に広く分布すると整理されています。沿岸の浅い海で見られやすい“海岸線寄りのメジロザメ”枠です。
食性・行動(何をどう食べる?)
小型の魚や頭足類などを狙う捕食者で、特に有名なのが群れを追い込んで突進し、体軸で回転しながら水面を突き破る捕食スタイルです。この“スピンジャンプ”が英名 Spinner shark の由来になっています。
人との距離感(危険性は?)
FishBaseでは対人危険性を **Harmless(無害)**として整理しています。ただし、エサ場や釣り・スピアフィッシング周辺など「食べ物スイッチ」が入る状況では、どのサメも距離感は大事です。
人との関わり(漁獲・保全)
沿岸域をよく使うため漁業活動と重なりやすく、食用・ヒレなどで利用されることがあります。IUCNが VU評価としているのも、こうした沿岸性ゆえの影響を受けやすい点が背景にあります。
水族館・観察の見どころ
見どころは、細身で速そうな体つきと、ヒレ先の黒みなど“メジロザメ属らしさ”のまとまりです。展示個体がいる水族館では、背ビレの位置や体型をじっくり見ると、近縁の「似たサメ」との違いが分かってきます。
ちょい豆知識:和名「ハナ」の意味は未確定寄り
市場魚貝類図鑑では、「“はな”が何を指すかははっきりしない」という趣旨で紹介されています(鼻=吻が尖るから? などの推測はある)。
図鑑リンク
- 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
- 🔍 メジロザメ科の仲間(図鑑:メジロザメ科)
- 🔍 似ているサメ(図鑑:カマストガリザメ類/ツマグロザメ類 など)



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