スウェルシャーク(Swell shark / Swellshark)は、「危険を感じると体をふくらませる」ことで知られる**ナヌカザメ属(Cephaloscyllium)のサメたちの通称です。海外で “Swell shark” と言うと Cephaloscyllium ventriosum(スウェルシャーク)を指すことが多い一方、日本の文脈では、同じ“ふくらむ系”の仲間としてナヌカザメ(Cephaloscyllium umbratile)**が「Japanese swellshark」などの英名で紹介されます。
基本情報(ざっくり)
- 呼び名:スウェルシャーク(=“ふくらむサメ”の通称)
- 代表種(海外):Swell shark Cephaloscyllium ventriosum
- 代表種(日本の近縁):ナヌカザメ Cephaloscyllium umbratile(英名に Japanese swellshark 等)
- 分類:トラザメ科(ネコザメ系の“キャットシャーク”グループ)
いちばんの特徴:「ふくらむ」防御
スウェルシャーク類の看板芸はこれです。脅かされると体をU字に曲げて尾をくわえ、水(時に空気)を飲み込んで腹部を大きく膨らませることで、岩の割れ目から引きずり出されにくくし、捕食者にも噛みにくくさせます。
ちなみに水を吐き出すときに“犬みたいな音”を出す、という解説もあります。
見た目の特徴
全体は“ネコザメ系”らしい底もの体型で、頭がやや幅広く、口が大きめに見えるタイプが多いです。体色や模様は種によって違いますが、たとえばナヌカザメは背面に鞍状の模様や斑点が出る、と説明されています。
生息域・環境
スウェルシャーク類は基本的に**底生(海底暮らし)**で、岩礁・砂泥底などの“隠れられる場所”に強いグループです。日本でよく話題になるナヌカザメも、沿岸〜沖合の海底で見られ、危険時に腹部をふくらませる習性が水族館の解説でも定番になっています。
人との距離感(危険性は?)
少なくとも代表的なスウェルシャーク類は、一般向け解説では非攻撃的で人に対して無害とされることが多いです(ただし野生動物なので近づきすぎは別問題)。
水族館・観察の見どころ
見どころは2つで刺さります。
1つ目は、底でじっとしているときの**“岩陰にハマるサメ”感**。
2つ目は、もし解説映像や展示説明で出会えたら最高の膨張(スウェル)行動です。ナヌカザメを飼育している水族館でも「腹部を風船のように膨らませる」点がしっかり紹介されています。
ちょい豆知識:日本で「スウェルシャーク」と言われたら
日本語で“スウェルシャーク”とだけ言う場合、厳密な単一種名というより「Cephaloscyllium(ナヌカザメ属)=ふくらむ系」のイメージで使われることがあり、実物としてはナヌカザメが引き合いに出やすいです(英名に Japanese swellshark などがある)。
図鑑リンク
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