1. 横浜・八景島シーパラダイスとはどんな水族館か
横浜・八景島シーパラダイスは、島全体が“海のテーマパーク”として設計された複合型の海洋レジャー施設で、その中核に「アクアリゾーツ」と呼ばれる複数の水族館エリアを持っています。大きな特徴は、水槽を眺めるだけで完結させず、イルカを自然光の入る空間で観察する館、仕切りをできるだけ減らして生きものに近づける館、「観る・知る・獲る・食べる」を通じて海と向き合う館など、体験の方向性が異なる水族館をまとめて楽しめる点です。
サメ好きの目線で見ると、ここは「巨大水槽で群れと頂点捕食者を同時に眺める」体験と、「触れて学ぶ(=サメの“体の秘密”を五感で理解する)」体験の両方が成立するのが強みです。
2. この水族館の展示の特徴
展示の中心となるアクアミュージアムは、ラボ(LABO)ごとにテーマを分けた構成で、入口から順に海の多様性や研究、海で進化した動物、極域の生きもの、そして“外洋のダイナミズム”へと視点が広がっていきます。たとえばLABO5では、自然の海を再現した大水槽で、5万尾規模のイワシの群泳と、それを狙う魚、さらに頂点としての大型魚までを同じ景色に収め、食う・食われる関係を含んだ「動く生態系」を見せます。
この大水槽は、頭上を覆うチューブ状水槽を通って“下から生きものを見る”視点も用意されており、同じ水槽でも見え方が変わる設計です。写真映えだけでなく、観察として「どの高さを泳ぐか」「群れが変形する瞬間に何が起きているか」を追えるのがポイントです。
一方で、八景島は“水槽の外”にも見どころが散らばっています。ふれあいラグーンでは、ガラスの高さを低くしたイルカプールで距離感を近づけ、ヒレアシ類の複数水槽、東京湾を再現して実際に海(プール)に入ってふれあう仕組みなど、「近づく・触れる・観察する」を前提に作られています。
さらに、うみファームは「魚釣り→調理して食べる」までを一連の学びとして扱い、命と食をセットで体験に落とし込むエリアです。水族館で“見る”体験に偏りがちな人ほど、ここで海との距離感が変わります。
3. サメ展示の位置づけ
サメ好きにとっての八景島は、二段構えで楽しめるのが美味しいところです。まず一段目は、アクアミュージアムのLABO5大水槽で“群泳+頂点”という海の基本構図を体感し、その中でサメが景色を締める瞬間を拾う楽しみです。公式の紹介でも、大水槽にサメやエイがいること、そして群れのパフォーマンス(スーパーイワシイリュージョン)が楽しめることが明記されており、サメを「外洋の文脈」で見られる館だと言えます。
二段目は、LABO8「海の王者サメ」で“知識を五感に変える”楽しみです。顎や歯、肌、卵殻などを触ったり観察したりして、サメを「怖い・かっこいい」から「体の仕組みが面白い」へ引き上げてくれます。サメ好きほど、ここで図鑑の文章が現実の質感と結びついて解像度が上がります。
また、企画要素として深海イベントではミツクリザメやラブカなど“生体展示が難しい深海ザメ”を冷凍標本で展示し、一部に触れられる取り組みもあります。常設の生体展示とは別枠ですが、「サメの幅」を広げたい人には刺さる導線です(開催時期・内容は変動します)。
チョウザメについては、この館で常設展示として確実に確認できる情報は見当たりませんでした。チョウザメ狙いの場合は「常設展示は要確認」として、現地掲示や最新の公式発信を優先するのが安全です。サメは展示状況で変わる前提で、「確認できる範囲で」楽しむのがおすすめです。
4. 会えるサメ
5. この館の“主役級”ポイント
主役級ポイントのひとつは、うみファームの「観る→獲る→食べる」が一本でつながる体験です。釣った魚は調理して食べる前提で、楽しさの中に“命の重み”が混ざるので、ただのアトラクションで終わりません。水族館体験を「思い出」から「感覚として残る学び」に変えたい人ほど刺さります。
もうひとつは、ふれあいラグーンの距離感です。イルカを“ショーで見る”だけでなく、近い視点で泳ぎを観察できる設計になっていて、同じ海の動物でも「どう身体を使うか」を追いやすいのが魅力です。魚の回遊を見たあとにイルカの動きを見ると、海で生きる体の合理性が別角度から入ってきます。
6. 基本情報
公式サイト:公式参照
アクセス:公式参照



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