ヨシキリザメは、英名 Blue shark(ブルーシャーク)、学名 Prionace glauca の外洋性サメです。背中の青さと、体に対して胸ビレがかなり長いシルエットが最大の特徴で、分布域がとても広い“世界を回遊するサメ”として知られます。IUCNでは **NT(準絶滅危惧)**に整理されています。
基本情報(ざっくり)
- 和名:ヨシキリザメ
- 英名:Blue shark
- 学名:Prionace glauca
- 分類:メジロザメ目/メジロザメ科/ヨシキリザメ属
- 大きさ:最大 全長約4m、よく見られるのは 3m級(資料差あり)
- IUCN評価:NT(Near Threatened:準絶滅危惧)(2018評価が参照されています)
- CITES:附属書II(国際取引は監視対象)
見た目の特徴
最大の見分けポイントは、細身の流線形+長い胸ビレです。胸ビレが“スッと伸びる”ので、泳いでいる姿がやたら優雅に見えます。背側は青〜藍色っぽく、腹側は白っぽいツートンで、英名の “Blue” はこの体色由来として説明されます。
生息域・環境
ヨシキリザメは「分布がめちゃ広い」代表格で、FishBaseでも最も分布域が広い軟骨魚の一つとして整理されています。外洋を回遊するタイプで、温帯〜熱帯の広い海域で見られます。
食性・行動(何をどう食べる?)
肉食で、小型魚類やイカなどの遊泳性の獲物を狙うタイプとして説明されることが多いです。体型が細く胸ビレが長いのは、外洋を長距離移動して獲物を追うスタイルに合ったデザイン、というイメージがしやすいです。
人との距離感(危険性は?)
外洋性なので海水浴の浅瀬で頻繁に会うタイプではない一方、漁業や外洋での活動と重なる場面では距離が近くなることがあります。FishBaseでは対人危険性を **Traumatogenic(外傷を与えうる)**として整理しています。
人との関わり(漁獲・保全)
IUCNが NTで、CITES附属書IIという位置づけからも分かる通り、漁獲(混獲を含む)と取引の文脈で語られやすいサメです。回遊性が高く、広域で人間活動と重なりやすいのがポイントです。
水族館・観察の見どころ
見どころはシンプルに2つ。
1つは、遠目でも分かる長い胸ビレの“滑空感”。
もう1つは、照明の当たり方で印象が変わる背中の青さです。写真や水槽で見るなら、胸ビレの長さと体の細さに注目すると「ヨシキリっぽさ」が一発で入ります。
ちょい豆知識:アオザメと混同しがち
市場や現場では「青いサメ」枠で混同されがちですが、見分けのヒントとしてヨシキリザメは胸ビレが細長い、という比較が紹介されることがあります(※呼び分けは地域や文脈で揺れます)。
図鑑リンク
- 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
- 🔍 メジロザメ科の仲間(図鑑:メジロザメ科)
- 🔍 似ているサメ(図鑑:アオザメ/ヨゴレ など)



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