ダウリアチョウザメは、英名(通称)Kaluga(カラガ)/Kaluga sturgeon、学名 Huso dauricus のチョウザメです。サメっぽい見た目に見えることもありますが分類は硬骨魚(条鰭類)のチョウザメ側で、体には**5列の大きな骨板(板状鱗)**が並びます。基本はアムール川系の大型魚で、日本では“めったに出会えないレベル”の珍魚として扱われます。
基本情報(ざっくり)
- 和名:ダウリアチョウザメ
- 通称(外国名):Kaluga(カラガ)
- 学名:Huso dauricus
- 分類:チョウザメ目/チョウザメ科/ダウリアチョウザメ属
- 生息域:淡水・汽水・海水域を使い、オホーツク海〜日本海北部、アムール川に遡上して産卵
- IUCN評価:CR(深刻な危機)(2019年評価)
見た目の特徴
いちばんの特徴は、体の表面に並ぶ5列の大型の骨板(板状鱗)です。口は頭の下面に開き、吻(ふん)の下面に扁平な4本のひげがあり、えら膜が腹面で連続する、といった“チョウザメらしいセット”がまとまっています。
生息域・環境
海に出る時期もありますが、繁殖は川で、アムール川へ遡上して産卵するタイプとして説明されています。日本海北部・オホーツク海側に分布し、日本では北海道〜東北北部で“ごく稀に”記録されます。
食性・行動(何をどう食べる?)
幼い頃は無脊椎動物を食べ、成長すると魚食性が強まり、さらに大きくなると成魚の魚類も食べる、という“成長に合わせて捕食対象がデカくなる”説明が整理されています。成魚は河川や湖にすみ、毎年は産卵しない(間隔が空く)という繁殖特性も特徴です。
人との関わり(キャビア・食用)
ロシアでは食用魚として重要で、高級キャビアの親としても知られます。国内流通はほぼなく、もし入っても“珍魚中の珍魚”扱い、という書かれ方をされることが多いです。
日本での記録(ちょいローカル)
新潟県の水産海洋研究所の記録では、定置網などで採捕された事例や、信濃川での採捕など具体的な記録がまとめられています。「日本海北部に分布し、アムール川に遡上して産卵する」という説明も同ページにあります。
水族館・観察の見どころ
見どころは、まず鎧みたいな骨板の列と、尾びれ上葉が長い“古代魚シルエット”。次に、下向きの口とヒゲで底を探るような動きです。写真で見るなら、骨板の並びと口元の構造に注目すると「チョウザメ感」が一気に入ります。
図鑑リンク
- 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
- 🔍 チョウザメの仲間を見る(図鑑:チョウザメ科)
- 🔍 “古代魚っぽい魚”枠(図鑑:淡水の大型魚)



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