オロシザメは、学名 Oxynotus japonicus の深海性サメで、ツノザメ目オロシザメ科に属します。体が横から見るとやたら高くて三角形っぽい独特のシルエット、そして帆(セイル)みたいに立つ背ビレが最大の特徴です。分布は主に日本周辺(+台湾など)で、混獲などの影響もあり IUCN では **VU(危急)**に整理されています。
基本情報(ざっくり)
- 和名:オロシザメ
- 英名:Japanese roughshark
- 学名:Oxynotus japonicus
- 分類:ツノザメ目/オロシザメ科/オロシザメ属
- 大きさ:最大で**全長約54cm(雄)〜64.5cm(雌)**の記録
- 生息水深:おおむね150〜300m(資料により〜400mの扱いも)
- 分布:北西太平洋(日本・台湾など)
- IUCN評価:VU(危急)
見た目の特徴
オロシザメは、体の断面が“ふくらんだ三角形”っぽく見える、かなりクセの強い体型です。さらに背ビレが大きく、背ビレの棘(とげ)が深く埋まるように付くのも、オロシザメ科らしいポイントとして説明されています。皮膚は名前通り“ラフ(ざらざら)”な質感で、触ると粗いタイプとしてまとめられます。
生息域・環境
底近くで暮らす深海性(バチデメルサル)として整理され、急な海底地形の斜面などを使う可能性が示されています。相模湾・駿河湾あたりでの記録が厚く、研究論文では150〜400mの範囲での生息が述べられています。
食性・行動(何をどう食べる?)
生きた状態での観察が難しいこともあって、行動生態は“よく分かっていない部分が多い”枠です。一般には深海底近くで小型の生物をとるタイプとして想像しやすいですが、ブログでは「深海の底近くで暮らすレアザメ」くらいのトーンでまとめるのが安全です(断言しすぎない)。
人との距離感(危険性は?)
深海性・小型で、人が海水浴で遭遇するタイプではありません。漁業では底引き網などで混獲されうる、といった文脈で語られます。
人との関わり(保全)
IUCNで **VU(危急)**という位置づけで、限られた分布域の深海底生魚として、混獲などの影響が気にされるタイプです。FishBaseでもIUCN評価がVUとして整理されています。
水族館・観察の見どころ
見どころはシンプルに「見た目が唯一無二」なところです。三角っぽい体高、帆みたいな背ビレ、そしてザラつきそうな皮膚の質感。写真を見るとまず“普通のサメのシルエット”から外れていて、深海ザメの多様さを一撃で見せてくれます。
ちょい豆知識:学名の由来がわりと直球
タイプ標本が日本で得られたことから japonicus が付いた、という説明が日本語資料で紹介されています。深海の希少種でも、名前の付け方は意外とストレートです。
図鑑リンク
- 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
- 🔍 ツノザメ目の仲間(図鑑:ツノザメ目)
- 🔍 深海ザメ枠(図鑑:深海性サメ)



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