カラチョウザメとは?“中華チョウザメ”として知られる長江の巨大古代魚――日本にも迷い込むことがある超レア種

カラチョウザメは、英名 Chinese sturgeon(中国チョウザメ/中華チョウザメ)として知られるチョウザメの仲間で、学名は Sinosturio sinensis(同種として Acipenser sinensis の表記も広く使われます)です。サメっぽい見た目に見えることがありますが、分類はサメではなく硬骨魚(条鰭類)のチョウザメ側。主な舞台は中国の長江水系で、保全状況はきわめて厳しい種として扱われます。


基本情報(ざっくり)

  • 和名:カラチョウザメ
  • 英名:Chinese sturgeon
  • 学名Sinosturio sinensis(= Acipenser sinensis としても扱われる)
  • 分類:チョウザメ目/チョウザメ科
  • ざっくりサイズ感:最大で全長約5m級という整理もある大型種
  • 保護の文脈:CITES 附属書II、(米国では)ESAで Endangered 扱い

見た目の特徴

チョウザメらしく、体側に骨板(ゴツゴツした装甲みたいな板)が列状に並び、口は下向きで、口の前に4本のヒゲがつきます。尾びれは上葉が長い(いわゆる“サメっぽく見える”尾)ので、初見でサメと勘違いされやすいタイプです。


生息域・環境(どこにいる?)

「川の魚」という印象が強いですが、長江など淡水域に加えて、中国沿岸の海域も生活史の一部として使う回遊性の魚として説明されています。産卵は淡水域で行い、成長段階で環境を使い分けるタイプ、という理解がいちばんイメージしやすいです。


日本でのレア度(迷い込みの記録)

基本は中国近海〜長江水系の魚ですが、日本でも「迷い込んで漁獲された可能性」を示す記録があり、徳島県の資料では、学名 sinensis や分布(長江・東シナ海など)に触れつつ、国内での確認例があることが述べられています。


人との関わり(保全が厳しい理由)

この種は、ダムなどによる回遊・産卵環境の阻害、生息域の劣化、違法漁獲などが大きな脅威として整理されています。NOAAの種ページでも、個体数減少や繁殖失敗年の記述があり、保護対象として扱われています。


水族館・観察の見どころ

見どころは2つだけ押さえると刺さります。
1つ目は、体側の**“鎧の列”(骨板の並び)。
2つ目は、下向きの口とヒゲで底を探る
古代魚ムーブ**。
写真でも水槽でも、この2点を見るだけで「チョウザメらしさ」が一発で分かります。


図鑑リンク

  • 🔍 他のサメを見る(図鑑:サメ一覧)
  • 🔍 チョウザメの仲間を見る(図鑑:チョウザメ科)
  • 🔍 “古代魚っぽい魚”枠(図鑑:淡水の大型魚)

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