オンデンザメは、英名 Pacific sleeper shark、学名 Somniosus pacificus のオンデンザメ科(スリーパーシャークの仲間)のサメです。深海性で目撃例が少ない一方、体はずんぐり太く、最大級クラスまで育つ“深海の巨体”。動きが遅く「眠っているみたい」に見えることから、英名に “sleeper” が入ります。
基本情報(ざっくり)
- 和名:オンデンザメ(隠田鮫)
- 英名:Pacific sleeper shark
- 学名:Somniosus pacificus
- 分類:ツノザメ目/オンデンザメ科/オンデンザメ属
- 大きさ:雌で全長 7m級に達する説もある(資料で幅あり)
- 深さ:概ね深海域、約2000m級まで言及
- IUCN評価:NT(準絶滅危惧)(2019評価として掲載)
見た目の特徴
オンデンザメは、体が太く重たく見える“円筒形”寄りのシルエットで、背ビレは低く目立ちにくいタイプです。吻(はな先)は短めで丸く、全体に「深海の省エネ設計」っぽい雰囲気が出ます。
生息域・環境
分布は北太平洋〜北極海寄りまで広く、日本近海でも深い場所で記録があります。基本は大陸棚斜面〜深海の底層(底生寄り)ですが、北方では浅い場所に現れることもある、と説明されます。
食性・行動(ざっくり)
深海の大型スリーパーらしく、魚類などを食べるほか、死骸(カリオン)を利用する可能性もよく話題になります。動きは鈍重・スローとされ、深海で“待つ/拾う/吸い込む”系の捕食イメージで語られがちです。
人との距離感(危険性は?)
深海性で遭遇自体がまれなうえ、FishBaseでは Threat to humans: harmless(無害) と整理されています。とはいえサイズは巨大になり得るので、漁獲個体の取り扱いは別問題として慎重が前提です。
保全状況:NT(準絶滅危惧)
IUCNでは NT。深海性で生態が見えにくい一方、混獲などの影響を受けうる種として評価されています。
水族館・観察の見どころ
もし展示や標本で出会えたら、見どころは「深海の巨体の質感」です。
低い背ビレ、ずんぐりした胴、丸い顔つきが揃うと“オンデンザメらしさ”が一気に出ます。日本近海での記録(例:駿河湾の深場など)の文脈と合わせると、深海のリアリティが増します。
ちょい豆知識:ニシオンデンザメと混同しやすい
「オンデンザメ」は Somniosus pacificus(Pacific sleeper shark)で、別種として ニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus/Greenland shark)もいます。名前が似ているので、記事内では学名を一度出しておくと誤解が減ります。
図鑑リンク
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