レモンザメとは?「2枚の背ビレがほぼ同じ大きさ」の沿岸サメをわかりやすく解説

レモンザメは、浅い海やマングローブのそばでくらす大型のメジロザメの仲間です。最大の見分けポイントは、**第1背ビレと第2背ビレが“ほぼ同じ大きさ”**に見える体型で、遠目でもシルエットが特徴的です。


基本情報

  • 和名:レモンザメ
  • 英名:Lemon shark
  • 学名Negaprion brevirostris
  • 分類メジロザメ目メジロザメ科
  • 大きさ:成体で全長約2.4m前後になることが多く、最大記録は3.4m級とされます(情報源により差あり)。
  • IUCN評価:**Near Threatened(準絶滅危惧)**として扱われています。

見た目の特徴

レモンザメは、全体にずんぐりした力強い体つきで、名前の由来どおり黄みがかった体色に見えることがあります(光や水中の色で印象は変わります)。そして決定的なのが、背ビレが2枚とも大きく、サイズ感が近いことです。この特徴は、近い海域で混同されがちなオオメジロザメ(ブルシャーク)などと見分けるときの重要ポイントになります。


生息域・環境

レモンザメは、温暖〜亜熱帯の浅海を好み、サンゴ礁、マングローブ、入り江、河口周辺などでよく見られます。淡水域の奥まで入り込むタイプではなく、基本は沿岸の浅い海を中心に生活します。
とくに幼魚は、**マングローブに囲まれたラグーンや小水路など“ナーサリー(育成場)”**を使うことで生存率を上げるとされ、研究でもその重要性が繰り返し指摘されています。


食性・行動(何をどう食べる?)

主なエサは魚類で、そこにエイ類や甲殻類が混ざります。成長段階や環境でメニューは変わり、浅瀬ではカニなども利用します。
また、夜間に活動が活発になりやすく、頭部の**電気受容(ロレンチーニ器官)**で獲物の微弱な電気信号を捉えて探す、といった“サメらしい狩りの仕組み”も知られています。


人との距離感(危険性は?)

レモンザメは沿岸の浅瀬にいるため人と遭遇しやすい一方で、一般的には「無差別に襲うタイプ」として語られることは多くありません。ただし、どんなサメでも追い込み・給餌・濁り・水中での不用意な接触など条件が重なるとリスクは上がるので、「近づきすぎない」「エサ付けしない」「不用意に触れない」は基本です(ダイビングの現場ルールに従うのが安全です)。


ちょい豆知識:レモンザメの“育児環境”が大事

レモンザメは、子どもが育つ浅い湾やマングローブ域の質が、個体群の将来に直結しやすいタイプです。開発でナーサリーが失われると幼魚の生存率が下がり、回復が難しくなる——という議論が、研究でも大きなテーマになっています。


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